
WPA2
いまや世の中の常識ともなりつつある無線LANのWi-Fiですが、Wi-Fiのセキュリティについて考えたことはありますか?
Wi-Fiの設定をするときにWEP、WPA2などの文字を見かけたことがある方はけっこういらっしゃるのではないでしょうか。
今回はWi-Fiを安全に使うためにも「WPA2」という言葉をぜひ覚えていってくださいね。
WPA2の意味
「WPA2」とは「Wi-Fi プロテクテッド アクセス 2」の略称で、無線LANの暗号化方式の規格です。
規格とは、Wi-Fiの電波を暗号化するために決められたルールのことで、このルールの呼び名を「WPA2」と呼びます。
「WPA2」でWi–Fiを暗号化すると、高いセキュリティで守られた状態でインターネットを楽しむことができます。
もしWi-Fiが暗号化されていなかったら、ハッカーなどに電波を傍受され、メールや見ているウェブサイトが筒抜けになってしまいます。
WI-Fiの暗号化方式の規格には「WPA2」のほかWPA、WEPという規格もあります。
一番古いものがWEPと呼ばれるもので、現在はあまりに脆いセキュリティなのでほとんど使われていません。
WPAは、WEPの弱点を補う形で採用されたものですが、こちらも脆弱性が見つかり現在の主流ではありません。
そこで登場したのが「WPA2」というわけです。
「WPA2」はWPAよりさらに高いセキュリティを誇り、Wi-Fi暗号化技術としては最高強度であるAESという技術で守られています。
しかしながら、「WPA2」も完璧なセキュリティ性能というわけではなく、2017年に脆弱性が見つかってしまいました。
ただ、この脆弱性というのがハッカーが物理的にユーザーの近くまで移動しなければならないので、過剰に危機感をもつほどではないと思われます。
カフェや空港などの公衆Wi-Fiを使うときには気をつけましょう。
そして2018年には新たな規格として「WPA3」が発表されました。
「WPA2」の弱点を改善する形で発表されたものなので、さらに強力なセキュリティを期待できるかもしれません。
WPA2を使った文章・使い方
1.WPA2で保護すれば、とりあえずは安心だよ。
2.WEPは危ないから、WPA2に変えたほうがいいよ。
HTTPSでもWPA2エンタープライズでもそうなんだけど、認証のためにあんなにキーペアが出てくるのに実際に暗号化通信に用いるのは共通鍵なのね。まぁその共通鍵を交わすまでが大変なんだけど。
— なつよ@インフラ女子の日常連載中 (@infragirl755) 2019年2月5日