インフルエンサーの語源・派生語・種類についての解説

インフルエンサーとは

乃木坂46の楽曲のタイトルにもなった『インフルエンサー』。

「存在するだけで影響与えてる」という歌詞のくだりがありますが、いったいどういう意味なのでしょうか?

インフルエンサーの意味

インフルエンサーとは、ずばり「世間に影響を与える人」のことをいいます。

特に、インターネットのソーシャルメディアで、他の消費者の購買行動に強い影響を与える人物のことです。

ブログやSNSなど、ネット上での情報発信が盛んな今、インターネットを使って商品の評価や口コミが広まるようになりました。

すると、とりわけ好感度の高いタレントやスポーツ選手、発言の注目度の高い有識者、YouTubeで圧倒的フォロワー数を誇る「カリスマYouTuber」などが、「これはいい!」とオススメした商品は、注目を集め大ヒットすることがあります。

こうした世間に及ぼす影響が大きい人が「インフルエンサー」です。

「インフルエンサー」は、ブログ人気が高まった2000年代末ごろから登場し、ネット用語として定着しました。

現在はあまり頻繁には使われなくなりましたが、企業の新商品やニッチなジャンルの製品などをブログやSNSに投稿するたび、ページビューやトラックバックを多く集めるカリスマ的人物は健在です。

インフルエンサーの語源

英語で「影響」を意味するインフルーエンス(influence)が語源です。

毎年おなじみの病気「インフルエンザ」も、同じ語源です。

昔イタリアでは、感染症はウィルスによるものという意識がなく、星の運行や寒気などの影響で罹患するものだと考えられていました。

そのため毎年決まった時期に流行るインフルエンザを、特に「天体の動き、影響」を意味するラテン語から「influenza」と名づけたそうです。

読みはイタリア読みで、「インフルエンツァ」です。

この言葉がのちに、イギリス経由で世界的に使われるようになったため、日本も英語読みで普及しました。

歌(sing)を歌う人をシンガー、運転(drive)する人をドライバーというように、インフルエンサーもまた、名詞に-erをつけて「○○する人」という用法が使われたのですね。

インフルエンサーの派生語・種類

「インフルエンサー」を使った用語として、「インフルエンサー・マーケティング」というものがあります。

これは、インフルエンサーを利用して、企業が自社製品のいい口コミを広げてもらうことです。

テレビや雑誌など、通常の広告メディアにプラスして行う、一種の販売戦略ですね。

新商品が出たときなどに企業がアプローチするケースが多く、これによって、企業もインフルエンサーも莫大な利益をあげることがあります。

しかし一方で、ステルスマーケティング(ステマ)やヤラセ投稿など、規制の対象になる事例も問題視されています。

またインフルエンサーは、時事発言や日記なども発信するので、その投稿が不適切だった場合は、逆にブランドイメージにマイナスになったりすることもあります。

インフルエンサー・マーケティングは、諸刃の剣なのですね。

マイクロインフルエンサー

ほか、「インフルエンサー」の種類として、「マイクロインフルエンサー」「ナノインフルエンサー」があります。

タレントやカリスマブロガーなど、知名度が高く多数のフォロワーがいるインフルエンサーと比べて、フォロワーが1~10万人程度の場合は、「マイクロインフルエンサー」と呼ばれます。

インフルエンサーと比べて規模は小さいものの、一定数のフォロワーに影響を与えられます。

「ナノインフルエンサー」は、数千人~1万人以下のフォロワーがいる人を指します。フォロワー数が少ない分、企業も低予算で起用できます。

マイクロインフルエンサーもナノインフルエンサーも、著名人だけでなく一般人がなっているケースが多くあります。

そのため、インフルエンサーより小規模なぶん投稿者とフォロワーの結びつきが強く、フォロワーも一部のジャンルに特化したコアなファンだったりします。

ですから、特定のジャンルのファンに宣伝したい製品があったり、口コミ感覚で多くの人に情報を発信したい場合だったりすると、企業は「マイクロ」「ナノ」インフルエンサーのほうが魅力を感じるようです。

いかがでしたか?

インフルエンサーは今後も、ますます進化して日常にアプローチしてくるかもしれません。

日々増え続けるインフルエンサー、発信する情報の内容にも要注目です。