
大松
皆さんは「大松」という言葉をネットや2ちゃんねるで見かけたことはありますか?
こと言葉が使われる時は基本的に、「大松「」」として使われます。大松の後になぜか「」が付く形となるのです。
一体「大松」というネット用語はなんなんでしょうか?また、なぜ後ろに「」が付くのでしょう?
今回は「大松」の正しい意味と、正しい使い方を紹介していきます。
大松とは
「大松」は2ちゃんねる、野球板、あるいはツイッターなどでよく使われています。
野球板が入っているのでなんとなく分かると思いますが、由来はプロ野球です。
この「大松」とは、ヤクルトスワローズの選手である大松尚逸(おおまつしょういつ)選手を指しています。
大松選手は、元は千葉ロッテマリーンズの選手でした。その千葉ロッテマリーンズ時代の話から由来しているのです。
2009年の7月10日、北海道日本ハムファイターズ戦に大松選手は4番ライトで先発出場をしていました。
この試合の日ハムの投手は多田野数人投手で、9回2アウトまで四球のみでノーヒットノーランでの試合運びだったのです。
そしてノーヒットノーランをかけた、最後の相手として大松選手の番が回って来ました。
ここで大松選手は、ノーヒットノーランを阻止するヒットを放ったのです。
しかし試合会場は完全アウェイの札幌ドームでした。
解説の岩本勉からも「大松〜!空気読め〜!」と思わず本音が飛び出してしまう状況となりました。
多田野投手の大記録は未達で終わり、ロッテもそのまま敗退したことから球場はお通夜ムードとなります。
そしてこの状況の中で大松選手は、自分がノーヒットノーランを阻止したことで喜びはしゃいでいたのです。
大松はネット用語へ
この一件と解説の岩本勉の本音コメントも手伝って、大松選手は空気が読めないキャラとしてネット住民から認識されたのです。
のちに「大松、勝手に唐揚げにレモン汁をかける」というネタスレが立ちました。
これらをキッカケに大松「〜しておいたぞ!」を空気が読めないコメントに対して、レスをするという型ができたのです。
これが大松「」というネット用語となり、広まっていきました。
誰しもが分かっていることをコメントする人に、あえて突っ込まずに大松に代弁させる使い方が一般的となります。
ただ最近では空気を読めないことを指したり、ただ単にウザいことを言わせるために使われるようになってきました。
とはいえ由来を考えれば、前者の使い方が正しいと言えるでしょう。
大松の使い方
1.大松「よし!今日は青信号で横断歩道を渡ったるでー!」
2.大松「今年の忘年会はノンアルコールビールでしないっすか?」
大松「どうせ2/15きっかりには出ないぞ」
— はな。 (@HANA_daigaku) 2019年2月14日