
ヤネキ
今回は「ヤネキ」について説明します。
この「ヤネキ」という言葉を知るためには、まず「ヤニキ」という言葉から知る必要があります。
「ヤニキ」という言葉から派生して、「ヤネキ」という言葉が誕生しました。つまり「ヤニキ」を理解せずして、「ヤネキ」を知ることはできないのです。
それでは「ヤニキ」と「ヤネキ」について見ていきましょう。
ヤネキとは
まずは冒頭で説明した通り「ヤニキ」から紹介しましょう。
「ヤニキ」とは、元阪神タイガース選手で監督でもある金本知憲の蔑称です。この蔑称(べっしょう)とは、相手を蔑む意味で使う呼び名のこととなります。
元々金本知憲は連続フルイニング出場を1492試合達成をした偉業から、「鉄人」や「アニキ」と呼ばれていました。こちらは尊敬の意味を込めての呼び名です。
ところが2008年の5月13日の広島戦のベンチ裏で、タバコを吸っている姿をバッチリテレビで映されてしまったのです。(ベンチは当たり前ですが禁煙です。)
このタバコが「ヤニ」と、元々の呼び名である「アニキ」を合わせて「ヤニキ」と呼ばれるようになりました。
蔑称で使われていた「ヤニキ」ですが、使い回される内にいつのまにか蔑称の意味は薄れていきます。
ヤニキやがて親しみを込めて「ヤニキ」と使われることがほとんどとなりました。
ヤニキとヤネキの関係
「ヤニキ」こと金本知憲は、試合後のインタビューで語尾に「〇〇わね」「〇〇よね」と付けるクセがありました。
そのインタビュー内容をスポーツ新聞などが報道すると、文字で「〇〇わね」「〇〇よね」と書かれます。
それを見た人はまるでオネエ言葉のように見えたのです。
このことから「オネエ」=「アネキ」となり、元の「ヤニキ」を変化させて「ヤネキ」とネタにされたことが始まりとなります。
この文字にするとオネエのような語尾は、広島弁ではよく使われる言い方なのです。これをネット上で弄られて誕生した言葉が「ヤネキ」となります。
ヤネキの使い方
1.「ヤネキ」が審判に不満があったみたいで、椅子を蹴っ飛ばしてたぞ
2.「ヤネキ」「あっ肩痛いんだから〜」笑